ファッションについてもう一度考えるきっかけに。欧州で注目される【サスティナブルファッション】
- 2016年3月14日
- ファッション
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持続可能な=サスティナブル
最近のキーワードになっている【サスティナブル】というワード
直訳すると、持続可能なという意味。
かみくだくと、将来の社会や環境を損なわずに、自分たちも豊かに発展していこう・・・という考えです。
現在いろいろな場面でサスティナブルデザインのものをみかけますよね?
家具や建物などに多いですが、実はファッション業界でもサスティナブルというのは重要なキーワードいなりつつあるんです。
サスティナブルファッションとは
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サスティナブルファッションとして一般には以下のような基準があげられています。
●皮革や動物の組織を使わずに作られた製品。(例:動物の皮や合成皮革・人工皮革のかわりに、アマゾンのゴムの木から作られるベジタリアンレザーで出来た靴やバッッグ)
●素材の染料は川や海を汚していないこと。 その染料が労働者の健康に害を及ぼしていないこと。
●工場で子供などに違法な労働をさせたり、賃金を十分に払わないなどの不法労働をせず、人道的、道徳的に製造されたもの。
●刺繍などの職人技術を使って作られた製品。昔からの伝統を守っていくことができる。
●大量生産されすぐに着られなくなってしまうファッションよりも、品質に重点を置いたスローファッション
●製品を回収するなどリサイクル意識があるか?
おおまかに、サスティナブルファッションとはこれらに配慮してつくられた洋服のことをいいます。
じゃあどんな服をきたらいいの・・・?
でも具体的にどんな服がいいのかってわかりませんよね・・・
でも探してみるとこのようなことに配慮したブランドって意外とあるんですよ♪
●ステラマッカートニー
出典:
http://www.stellamccartney.com
ステラマッカートニーのバッグ”ファラベラ”
デザイナーの動物愛護、地球環境保全のポリシーからこちらのバッグには一切レザーは使われておらず
こだわりぬいたクーエルティフリー(動物を犠牲にしないもの)のエコレザーが使われています。
しかし考えぬかれて作られたエコレザーもやわらかさ、さわり心地、高級感により本物の革以上の使い心地のよさを
感じるでしょう♪
●パタゴニア
出典:
http://www.patagonia.com
パタゴニアといえば、アウトドア用品で有名なブランドですね。
最近ではカジュアルスタイルを取り入れてオシャレを楽しむのに、男女とわず人気!
そんなパタゴニアで使われている素材は地球に配慮された、環境負荷の小さい素材でできています。
たとえばパタゴニアのナイロンはリサイクル・ナイロンが使用されています。
研究に研究を重ね、リサイクル・ナイロンの一部は工業廃棄物繊維、紡績/織布工場から回収された製造廃棄物を
ナイロンファイバーに再生したものが使われています。
環境にもっともダメージの少ない製品を作るという企業理念、ポリシーのもとブランドの発展を目指しています。
●TOMS(トムズ)
出典:
https://tomsjapan.jp
トムズのビジネスモデルはone for one
1足の靴がお客様に購入されるたびに、靴を必要としている子ども達に新しい1足の靴が贈られるのです。
これがTOMSのシンプルな約束“One for One®”(ワン フォーワン)です。
私たちの買う1足が、靴の買えない子ども達の新しい1足に繋がるってとてもステキですね・・・
子ども達にとって靴は、人生を豊かなものへと変える力を持っています。
たとえば靴をはくことで怪我や伝染病の感染の危険から子供を守ることができ、途上国の子供たちは学業に専念できるようになります。
また、多くの学校では靴の着用が義務づけられており、TOMSは多くの国で靴を提供し続けた結果
学校への出席率が62%もアップ。
教育は貧困から抜け出すための大きなカギとなります。
●H&M
出典:
http://www.nygreenfashion.com
以前からH&Mでは全世界で古着回収のキャンペーンをしていました。
そしてなんと合わせて1万8,000トン以上の古着を回収!!
そしてH&Mの新しいところは、なんとそのまま回収した古着を途上国に送るのではなく
なんと新しいデニムによみがえらせ”循環型ファッション”を実現しました!!
また現在ではH&Mでは、回収した古着の20%をリサイクルコットンとして再生しているそうですが、今後も技術投資を行い、
リサイクルコットン使用率を大幅に増やしていくとのこと・・・
いかがでしたか・・・?
意外と身近にサスティナブルファッションは存在するんです♪
買い物をするときに素材はなにからできているのか、どんな風なルートをたどって
作られているのか・・・
普段気にしないことですが、新しい視点からおしゃれを楽しんでみてはいかがですか・・・?
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