快適フライトの為に必要なアイテムとファッションがそろったら・・・次は席選びです。 みなさんは席を選ぶときにどんな点を重視しますか?? 足元の広い非常口前の席? お化粧室に立ちやすい通路側? 景色がよく見える窓側? 機内では絶対寝る派、のみなさんに私がおススメするのは、コンパートメント(部屋)最後列の通路側。
最後列通路側をおススメする5つの理由
1.後ろに誰もいないので、背もたれが存分に倒せる。
最近ではシート間隔が少し広くなったとはいえ、まだまだ窮屈なエコノミークラス。 ミールサービス中は背もたれを戻さないといけなかったり、機内が暗くなって就寝タイムになっても、思いっきり背もたれを倒すのも何となく気が引ける。 最後列ならそんな心配は一切なし。 離着陸時以外はいつでも、誰に何の気兼ねもせず背もたれを倒してくつろげます。
2.自分の座席の下にも荷物が置ける。
3.後ろに誰もいないので、折り畳みテーブル収納時の振動や背もたれを蹴飛ばされて、起されることがない。
寝ていると結構気になるのが、後ろの人がテーブルを出したり、収納したりする時の振動や、背もたれへの衝撃。 テーブルを出すだけでかなり前の人に響くのですが、乗りなれていないとなかなか分からないところでもあります。 シート間が狭いので、背もたれに足が当たってしまったり。 お行儀悪い人が真後ろになった場合、背もたれと背もたれの隙間から足が出てきて、自分の肘掛を占拠されたり。 席を立つ時に背もたれをガシッとつかまれたり。 最後列ならば後ろに誰もいないので、そんな不都合とも無縁です。
4.乳幼児のいる席から遠いことが多い。
小さな赤ちゃんが泣いてしまうのは仕方ないにしても、できることならその現場から離れた場所で、ゆっくり休みたいというのが本心。 コンパートメント(部屋)の最前列にはベビーベッドが組み立てられるようになっており、乳幼児連れのお客様はここにいることが多いです。
5.隣の席が空席になる確率が高い。
飛行機は、(特に離陸時)乗客の配置と貨物の重さでバランスを取っています。 なので、離陸前に空席に移動すると「離陸後にお願いします。」と言われてしまいます。 ちなみに私の勤めていた航空会社は、同じクラス内であれば、離陸後の席の移動は可能でした。 経験上、満席のフライトでない場合、各コンパートメントの前方にお客様が固まっていて、コンパートメント後方はガラガラ・・・ということが多いので、お隣の席が空席でゆっくり過ごせる確率が高くなります。 ちなみに後方の席だと機内食のサービスが一番最後だったり、ミールチョイスがなくなるなど、細かなデメリットはあります。 諸事情により、後方からミールサービスを始める場合もあるので、一概には言えませんが、飛行機では機内食が一番の楽しみ・・・という方には、不満がつのる席かもしれません。 食事よりもゆっくり快適な環境重視の方は、絶対コンパートメント最後方、通路側がおすすめです!! 足元の広さで、非常口横の席を希望される方も多いのですが、非常口座席はドア自体に厚みがある為、特に窓側は足元は意外と狭いです。 この写真では右側のでっぱりですね。
出典:イケてる航空旅行研究所
出典:lounge SRG
さらに、テーブルが肘掛けに収納するタイプの為、肘掛けが上がらない、上の棚以外の収納がなく身の回り品の置き場に困る、個人画面が出しにくくジャマ・・・等、結構窮屈さを感じると思います。 あとは”緊急脱出時に乗務員のお手伝いができること”という条件もあったりします。 「それでもCAの目の前に座りたいの!」という方、是非お待ちしております♡ そして通路側全ての席に言えることですが、通路に足や頭が大きくはみ出しているとカートに轢かれたり、ぶつかったりすることも。 お食事の入っているカートは最大100キロ以上あるので、ぶつかると結構・・・いやかなり痛いです!! 細心の注意を払ってカートを動かしていますが、なにしろ重たい為、一度動き出すと急にストップできなかったり、カートの死角になって見えなかったり・・・ 楽しい旅行がケガで台無しにならないよう、くれぐれもご注意を。 最近はネットで席の予約やチェックインができます。 自分のフライトが決まったら、席の指定開始日もしっかりチェックして、快適な席をGETしてくださいね!!