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服だけじゃない、ケイスケカンダの魅力♡
ケイスケカンダ
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彼が自身のブランドを出すまでにはいろんなエピソードがあった。しかも、これがなかなかおもしろい。
カンダさんはもともと、早稲田大学に通うごく普通の大学生。
特にやりたいことも、夢もなく、彼女もいない、ただなんとなく毎日を過ごしていた21歳の頃、
ファッションに出逢ったそう。
コムデギャルソンやマルタンマルジェラ、アンダーカバーなどのデザイナーズファッションに触れ、衝撃を受けたという。
それは、まるで空っぽだったコップにたくさんの服が注がれたみたいだったと表現している。
服を買うために学生ローンまで組んで、デザイナーの想いを着たいという気持ちから、
ついにはスカートやワンピースも着るようになったそう。
でも、最初は服作りには全く興味がなかったという。
当時好きだった女の子のに服をプレゼントしたいとういう気持ちから、服作りを始めたそうだ。
やがてできた1枚のワンピースは、結局彼女を前にしたら、頭が白くなって渡せなかったそう。
大学4年生の夏、吉祥寺から渋谷間を結ぶ電車の中でゲリラファッションショーを企画。
チケットは190円の乗車券。
ラジカセを流して、電車が吉祥寺駅を出発するのと同時にショーが行われた。
ショーは無事終わったが、その後警察からたっぷりお叱りを受けたという。
大学卒業後は、文化服飾学院に入学して、本格的にファッションデザインを学び始め
大学時代にあり余したエネルギーを全力でここに注いだそうだ。
その年の秋に大学の後輩が主催した合同のショーに参加した時に
装苑の編集長の方から、名刺をもらったという。
文化を卒業した後は、就職をせずにアルバイトをしながら服を作り続けたそう。
池袋の廃校になった小学校をつかって軍服を解体してランジェリーとごちゃまぜにした服を発表し
それを見に来ていた装苑の編集長さんから次号で取り上げたいとの連絡が入ったそう。
それをきっかけにして、次の仕事、また次の仕事へとつながっていった。
そうして、今のケイスケカンダを少しずつ確立していったそうだ。
彼は他のデザイナーとは一風変わった性格の持ち主だと感じる。
ぶっ飛んでいるけど、でもどこかすごく人間らしい。
浮世離れしているけど、”今の時代” を生きている人だと思う。
冒頭でも書いた通り、彼の服は日常で気軽に着られるようなものではない。
でも、彼が作る服全てに、どこか懐かしさを感じる。
それは、自分がかつて着ていた服の要素が組み込まれているからなんだろう。
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