結婚指輪の歴史を紐解くと、結婚の意味が見えてくる
結婚式で二人の愛を誓い合い、お互いに結婚指輪(マリッジリング)をはめあう瞬間は、憧れのシーンですよね。 でもどうして結婚する時に指輪を交換するの?結婚指輪の意味って? 幸せな結婚を夢見るあなたのために、その疑問にお答えしたいと思います。
結婚指輪の習慣は古代ローマ時代から始まったと言われています。 一説によると、9世紀にローマ教皇ニコラウス1世が、契約のしるしとして鉄製の指輪を用いたことが始まりだとか。 相手から贈られた指輪をはめるということは、すなわち「約束を必ず守る」ことを意味したそうです。 そう、結婚という行為には「契約」の意味合いが・・・ https://www.instagram.com/p/BCfBNcIMvuy/
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もう少しロマンチックに表現すると「誓い」とも言いますね。 結婚指輪は「結婚の証」としてお互いが交換するものなのです。 ローマが豊かになると、結婚指輪はやがて金製に。 現在でも欧米では結婚指輪は金のウェイトが高いですよね。 日本では圧倒的にプラチナですが、そのことについてはまたの機会に。
輪(リング)は終わりない愛の象徴
出典:ShinoEclatのinstagram 切れ目のない「輪」の形は「永遠」を意味しています。 結婚指輪は、永遠の愛を誓うにはピッタリのアイテムなのです。
結婚指輪を左手の薬指にする理由って?
結婚指輪を左手の薬指にすることは広く知られていますが、その理由を知っている人は少ないかも。 「利き手に着けたら邪魔だからでしょ?」ってそんな単純なことではありません。 古代ギリシャでは、左手の薬指には心臓に繋がる太い血管があるとされていました。 心臓(ハート)につながる左手の薬指に指輪をはめることで、結婚の誓いをより強いものにするという意味があります。
結婚指輪は必ず着けないとダメ?
出典:ShinoEclat 結婚指輪(マリッジリング)は、「結婚の証」として男女が身に着ける特別なペアリングです。 結婚指輪は二人の愛の証であるのはもちろん、「私は結婚しています」と自分にパートナーがいることを周囲に伝えることによって、浮気防止の意味もあります。 繰り返しになりますが、古代から結婚というのは「契約」です。 現代では婚姻届という「契約書」まで存在しますが、婚姻届は役所に提出したら二度と目に触れることはないでしょう。 二人の絆を深め、愛が続くようにと祈りが込められた結婚指輪は毎日身につけるもの。 結婚してからずっと、お互いの存在と愛情を思い起こさせてくれる、大切な誓いの指輪なのです。